部門全体最適化システム(TSMS)
客先:九州電力株式会社殿

TSMS(Transmission & System operation Management System)は、九州電力株式会社電力輸送本部が「ITを活用した業務改革」のコンセプトの元、これまで業務毎に構築していたデータベースを統合し、統一データーベースを中心に業務のPDCAをまわすための部門全体最適化システムです。
 大きな特色は、重電メーカー3社と地場企業2社のジョイントベンチャー方式の開発でKEが設計事務所として参画しました。


▶設計事務所の役割

■構想フェーズ

コンセプトメーキングMUSE(*1)を用いて業務分析を行い、IT化へのコンセプトを策定しました。
仕様取りまとめ支援ユーザの新業務設計の作成とシステム仕様の取りまとめを支援しました。

■開発フェーズ

プロジェクト統括管理プロジェクトの統括管理を行いました。
共通機能取りまとめ複数の開発会社を跨いだ共通機能の取りまとめを行いました。      

■運用フェーズ

ヘルプデスク立ち上げ、運用システム運開直後より、ヘルプデスクを立上げ運営しました。
システムの定着支援システム説明会や、リーダー研修会、取り組み事例情報交換会など、システム定着の為の支援を行いました。
業務改革支援TPMを活用し、業務改革に向けて現場の改善活動の推進を支援しています。

■横展開フェーズ

技術系他部門横展開支援経験や設計思想を元に、TSMSを他部門に横展開する為の支援を行いました。

▶設計事務所を設置したことによる効果

▶TSMSトップ画面

▶感謝状受領風景

▶コミュニケーションツール「MUSE」について(*1)
ーCopyright ACT Consulting Corp.

日本人はシャイで、自己表現が下手、総じて不得手。そこで全員参加で、声の大きい人に牛耳られない議論の方法「MUSE(Methodological Universe for Systems Environment)」が有効です。

▼その手法とは
1.意見をカードで書く
2.匿名で意見を出し合う(他人のカードを代弁する)
3.カテゴリ分けする
4.整理・体系化する

▼MUSEの効果は以下のとおり
・嚙みあった議論ができる(議論の場が即座に作れる)
・物事が整理・体系化できる
・意識統合、共通認識ができる
・創造力が喚起される(気づき、発見がある)
・人間関係が円滑になる